ターミナルケアと事前指示書の関係は?

あまり考えたくはありませんが、自分の人生の終わりに(終末期)、延命治療を受けるか受けないか、どんな医療サービスを受けたいか、どんな療養生活を送りたいかと言った希望を元気なうちに示しておくのはとても重要です。意識をなくしてしまったら自分の意思を表明することができないのです。事前指示書を書いておくと、いざと言うとき安心です。

事前指示書とはなんぞや?

事前指示書とは、医療や療養、また延命治療などが必要になったとき、事前に「私はこんな医療が受けたい、こんな療養生活が送りたい。延命治療は拒否する」など事前に自分が納得できる最期を迎えるための意思を表明するものです。胃ろうは最近、医療現場ではあまり行われなくなったそうですが(在宅医療の場合は別)、もし本人が胃ろうを希望する場合、事前指示書にしっかり明記しておくと良いです。

とくに重要なのは延命治療ですね。延命治療をするかしないかと言う選択を迫られるとき、本人の意識がなくなっていることもありなかなか第三者が決めることができないのです。「この患者さんは延命治療を望むのかどうか、本人の意識がないため確認できない」となると、医師が代わりに判断するケースもあるそうです。

延命治療を望むのは全体の約7%だそうなので、確率としてはかなり低いです。それでも目の前の患者が「延命治療をして欲しい」と希望しているかもしれません。それを確認できないまま人工呼吸器を外さなければならないかもしれないのです。これは医師にとって大きなストレスですね。

第三者に迷惑をかけないように、事前に終末期医療や延命治療について自分の意思を表しておくことには大きな意味があります。

ターミナルケアの方向性を定める

ターミナルケア……人生の最期をどこでどう過ごすのか、どんな医療や介護サービスを受けるのか、延命治療は受けるのか受けないのか、その意思をしっかり表すことで満足できるターミナルケアを受けることができます。

本人が満足できるターミナルケアのためには、事前指示書が必要ということですね。ただ人によっては、自分の死を考えるのが嫌だ、先送りしたいという方もいると思います。気持ちはわかります。

事前指示書としてしっかり自分の意思を書き残すのがベストなのかもしれませんが、そこまでできないという方は、親族や家族に対して「延命治療は受けたいわ」「胃ろうをしてまで生きていたくはないわ」など、ある程度の意思を伝えておく方が良いです

また事前指示書を作成しても、作成後に気持ちが変わることもあります。すぐに内容を訂正できるのならいいのですが、訂正できないままだと本人の望まないターミナルケアを行う危険性もありそうです。まだまだ課題はありそうですね。

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